一人の検視官の元に運ばれた女性遺体。
そこからすべてが始まるサイコスリラー『カット/オフ』。
R15指定のドイツ映画です。
あらすじ、キャスト、感想などご紹介します。
検視官の元に運ばれた女性遺体、頭部に埋め込まれた謎の紙。それは悪夢の始まり―――
あらすじ
検視官のポールは犬を蹴っていた男性とケンカになり裁判沙汰になっていた。
娘とも疎遠になり、何もかもツイていない。
ある日、いつも通り仕事を始めようとするポールの元へ一人の女性遺体が運ばれる。
「顔から空気が抜けている」
同僚から告げられた意味を遺体を見て納得をする。
その女性遺体は下顎をごっそり切り取られているなんとも不気味なものだった。
検死を続けると頭部に妙な異物を見つける。
それは一枚の小さな紙切れ。
そこには電話番号のような数字と、ポールの娘の名と同じ「ハンナ」という文字が。
仕事場を離れ、携帯でおそるおそる紙に書かれている番号を入力する。
すると、携帯に登録されていた娘の番号と一致。
震える手で発信すると、
「パパが指示に従わないと私は殺される!警察にも誰にも言わないで!」
娘の悲痛な叫び声。
最後に、「エリック」という人物から指示を受けてと言われ電話は切れる。
果たして娘は誘拐されたのか?それともただのイタズラか?
不気味な女性遺体と娘との関係は?
遺体解剖から繋がる事件の真相は―――
キャスト
ポール・ハーツフェルト
検視官。
動物虐待をしていた人と揉めて裁判沙汰になったり、娘のハンナとは疎遠になりツイてない日々。
ある日、仕事で解剖した女性遺体から恐ろしいことに巻き込まれる。
俳優:モーリッツ・ブライブトロイ
リンダ
漫画家。
元恋人のストーカー行為から逃れるため、ヘルゴラント島へ身を隠している。
とあるきっかけから、検視官ポールと連絡を取り合うことに。
女優:ヤスナ・フリッツィ・バウアー
ハンナ
ポールの娘。
久しぶりに会う父との食事の後、消息を絶つ。
女優:バーバラ・プラコペンカ
エンダー
ヘルゴラント島の用務員。
ポールとは知り合い。
俳優:ファーリ・ヤルディム
インゴルフ
ポールの働く検視局にインターンとして来た青年。
俳優:エンノ・ヘッセ
予告動画
感想、見どころ(ネタバレなし)
冒頭からハラハラさせる展開で飽きなかったです。
スポットが当たる人物は検視官である「ポール」と、女性漫画家の「リンダ」。
この二人に交互にスポットが当たるストーリー展開になっています。
「解剖」がキーワードともいえる本作。
R15指定というのもあって、なかなかグロ要素強めでした。
解剖シーンもきちんと切るところや筋肉組織やら、ハッキリ再現されてましたね。
解剖の仕方をリンダに教えるシーンがあるんですが指示が適確で、しかも食事に例えるから想像してしまう。リンダがストーリー中に「食事に例えるのやめてよ!」と言ったのもうなずけます(笑)
また、婦女暴行などショッキングなシーンもあるので苦手な人は要注意です。
しかし、単純な誘拐事件と思いきや複雑に絡み合ったミスリードを誘う展開は面白かったですね。
冒頭に出てくる同僚からすでに怪しく、最後まで、真相は何なの!?というハラハラ感が良かったです。
最後まで見た感想としては、こういう事件は実際あるだろうし何とも胸が痛い部分がありました。
「正義」とは何か?「法律」とは何か?
そういうのも考えさせられた作品でした。
個人的にはインターンと呼ばれていた「インゴルフ」がなかなか良いキャラで作品に良いスパイスを加えてくれてたと思います(笑)
あとリンダ役の女優さんがエマ・ワトソンと昔のアヴリル・ラヴィーンを足して2で割ったような感じ…で似てる。(アヴリル・ラヴィーンのイメージは完全に目の黒の縁取りメイクのせいだと思う(笑))
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それでは、素敵な映画ライフを!