NETFLIXオリジナル映画『バード・ボックス』。
あらすじ、キャスト、感想などをネタバレ部分は隠してご紹介しています。
突如荒廃していく世界。「見る」と人は「死」を選んでしまう。
あらすじ
マロリーは絵を描くことを生業としていた。
ある日、引き籠りがちな妹を心配して訪ねてきた姉が、街が大変な騒動だと告げる。
「ニュースを観てないの?」
マロリーがテレビを付けると、そこには原因不明の「集団自殺」が頻繁に起こっているという。
突如奇妙な行動を取り、死者の数も増え続けているというものだった。
マロリーは、出産が近いため姉と一緒に産婦人科へ行くことに。
検診を終え病院の廊下を歩いていると、窓ガラスへひどく頭を打ち付け続ける女性を目にする。
恐怖を覚え、姉が待っていた車へ乗り込み逃げる。
しかし、街はすでに奇妙な行動を取る人で溢れていた。
そして姉もまた、「何か」を見て奇妙な行動を取り始める。
すでに原因不明の恐怖はマロリーの街のみならず世界に広まってしまっていた―――
キャスト
マロリー
画家。
子供を身ごもっているが、父親がおらず授かってしまった子供を愛せるのか不安を抱いている。
女優:サンドラ・ブロック
日本語吹き替え:本田貴子
トム
優しく正義感のある黒人男性。マロリーを助けてくれる。
俳優:トレヴァンテ・ローズ
日本語吹き替え:鶴岡聡
ダグラス
危険から逃れるため避難してきた人たちが集まった家の持ち主。
妻が、危険に晒されたマロリーを助ける為外に出て命を落とす。
その為マロリーに嫌悪を見せる。
俳優:ジョン・マルコヴィッチ
日本語吹き替え:金尾哲夫
オリンピア
危険から逃れるため避難してきた女性。
マロリーと同じように身籠っている。出産が近い妊婦。
女優:ダニエル・マクドナルド
日本語吹き替え:中嶋アキ
ゲイリー
皆と同じく逃げてきた中年男性。
危険から少しでも避けたいため皆が家へ入れるのをためらうが、同情したオリンピアのおかげで中に入れることに。
俳優:トム・ホランダー
予告動画
感想、見どころ(ネタバレなし)
サンドラ・ブロック迫真の演技第二弾。
最近だと『ゼロ・グラビティ』を観ましたが、バード・ボックスも迫真の演技でした。
最初に知ったのがコメディ映画だったのでイメージがガラッと変わりますね。
当時ものすごくCMが流れていたので興味がずっとあった作品です。
「見」たら「死」ぬ。
この〇〇を見たら死ぬ系キャッチコピー。
この時期爆発的にこれ系の作品出まくってませんでした?(笑)
それはさておき、『死』を招いてしまう『それ』が始終出てくるので、
「正体はなんなんだ、『それ』を見た人は何を見ているんだ」と気になって仕方がありませんでした。
そのおかげで、エンディングまでハラハラしましたね。
見てしまうと人は奇妙な行動を取るんですが、「そうなってしまう人」と「そうならない人」がいて、この差も面白い描写だなと感じました。
そしてもう一つ描いているのが、子供への愛情ですね。
マロリーは思いがけず子供を身籠ってしまいます。
もちろん本人は、当時一緒にいた相手と育てようと思っていたとは思いますが、
結局相手とはお別れしてしまい一人で産むことに不安を覚えます。
産んだところで愛する人がいなくなった子供を愛せるのか。
お子さんを産んだ人や、これから産まれる方はマロリーの不安や葛藤を共感できる人もいるかもしれませんね。
世界が荒廃していく一方で子供は無事に産まれ成長していきます。
その年月を一緒に過ごしていくことでマロリーの子供への愛情も変化していきます。
見たら死んでしまう『それ』に直面したとき、初めて子供への愛情を叫んだシーンは印象的でした。
最後のエンディング見た後、色んな考察ができるのでそれも楽しみの一つでもある作品です。
マロリーが子供を連れて最後には安住の地にたどり着くわけですが、そこが盲学校でした。
そしてもう一つ、『それ』を見ても正常でいられたのが精神異常者です。
正常な世界ではハンディキャップを背負っている人たちが、荒廃した世界では健常者なんですよね。
まったくひっくり返った世界。この描写も面白いなぁと思いました。
この映画で何を伝えたかったのか。
ぜひ自分なりの考察を楽しんでみてください。
『バード・ボックス』が観れる動画配信サービスは?
本作の『バード・ボックス』はNETFLIXオリジナル作品なので、今のところNETFLIXでしか観ることができません。
結末はまったく違うのですが、似たような世界観で『クワイエット・プレイス』という映画もあるので、『バード・ボックス』が好きな方はこちらもチェックです。
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それでは、素敵な映画ライフを!
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